皆さん雨季の季節に入りますね。

行事が多くなる中、雨が降ってもらっては困る゚(゚´Д`゚)゚
と、いう方に正しい「てるてる坊主」の祀り方と歴史についてお話しましょう。

「てるてる坊主」の、正しい祀り方。
①目鼻はつけずに白いのっぺらぼうのてるてる坊主を吊るします。
②天気が晴れたら、目鼻など顔を書いてあげて御神酒を添えてあげます。
③川に流してあげます。
④晴れなかったら顔を書かずに川に流すそうです。

●逆さに吊るしたり、黒いてるてる坊主にすると雨乞いになるそうです。

「てるてる坊主」は、
元々「晴娘」という中国の伝説上の人物から伝わったと言われています。

昔々、天気の神様がある村の娘に惚れて、
その子を嫁にもらうまで、ずっと雨を降らせていたそうで…
その娘は、水害で困ってるみんなの為に、自分の身を神様にささげたそうです。

日本のてるてる坊主が布で作るのに対し、
中国では、ほうきで掃晴娘が雨雲を掃き、
晴れの気を寄せてくれるようにという意味から、
紙でできていて、ほうきを持っている女の子の姿をしているそうです。

日本にいつ頃どうやって伝わったのかはっきりとは、解ってなく不明だそうです。

一説では、平安時代に伝わり、「まじない」や「呪術」などと一緒に、
庶民の身近な仏教文化とともに入ってきたのではないか、
と言われており、日乞いをするのが修験者や僧侶だった事から、
女の子の姿から「てるてる坊主」に変化したのではないかと言われています。

気象神社物語(9)から・・・「掃晴娘」について。
http://teruterukun.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_2096.html
中国では、
「掃晴娘」(そうせいじょう)と呼ばれるほうきを持った女の子の紙製人形を吊るし、
晴天を祈ったと言われ、ほうきは福を引き寄せる力があるとされ、
女性は男性より霊力が強いと信じられていた。
しかし、日本では女の子ではなく僧侶を模した。
かつての天気祭りをつかさどったのが、
修験者や修行僧を意味する「聖」(日和り:ひじり)だったためと考えられる。

と、気象神社物語さんで詳しく書かれております。

てるてる坊主の唄
3番が怖い話について・・・

昔々ある所に雨が止まずに困っている所がありました。
そこで有名なお坊さんに頼んで 雨が止むようお祈りをしてもらったそうです。
しかし・・・次の日も雨は降っていました。
お坊さんは、 晴れに出来なかった為、首をはねられてしまいました。
はねられたお坊さんの首を布にくるんで吊るしたところ、
雨は止み晴れました。

日本に伝わるてるてる坊主の始まりのお話・・・


てるてる坊主の唄