岐阜の美濃市の通り沿いにひっそりとたたずむ酒蔵、小坂酒造
立派なうだつのある酒蔵として、過去に紹介しています。
CA3H14510001
この写真の道路の奥の方右側なんですが・・・わかりにくいですね(^_^;)
CA3H14490001
これは杉玉(すぎだま)とか、酒林(さかばやし)と呼ばれています。

杉の葉を束ねて球杉の葉を束ねて球状にして作られており、
江戸時代前期の頃から、造り酒屋の目印として、
地方の酒蔵の軒下などでよく見かけます。

今では、新酒の搾り時期に合わせて、
新しく仕立てたものを軒下に飾るようになり、
年間を通して看板代わりに吊り下げられるようになりました。
CA3H14500001
街中の酒蔵って感じのたたずまいですね!

百春の書体は、川端龍子の揮毫より
川端龍子は、百春のまろやかな味わいと、
百年の春を迎えるという春を呼ぶ清き酒の名前を大変気に入り、
この書を小坂酒造場に贈られました。

安永元年(1772)創業の建物でそれ以後現形を保ち、
国指定重要文化財(民家第2077号)として指定登録。
酒製造は尾州藩認下。
昭和18年株式会社に改組しました。
CA3H14760001
主に、百春という日本酒が造られています。
こちらは、1回火入れする生貯蔵酒で、吟醸酒の百春のヒカリです。
CA3H14660001
今では、
美濃錦と言われる特産米で作られた、
百春の『さんやほう』というのもあるそうです。

小坂酒造さんによると・・・。

清酒 百春は、良質な酒造好適米を高精米した原料米に、
全国名水百選に選ばれた長良川の伏流水を仕込水に使い、
酒造りに適した冬期寒冷な盆地型気候風土に恵まれたこの地で、
美濃路の美酒「百春」は醸し出されています。

芳醇な香りと、なめらかなのど越しの良さ、
後口のすっきりとした淡麗な地酒として皆様にご愛飲いただいています。